第一回 帝国・王国・共和国 〜世界史の中の国家〜

最近はNHK高校講座世界史を観ながら夕食を食べます。
ただ流し見するのももったいないので、まとめてみます。

世界史は、ある面で国家と国家との関係の歴史でもあります。そこで今回は1年間の学習の入り口として、国家について考えます。国家は何のためにできたのか、どんな分類があるのか、国家の形態による長所・短所は何か、歴史上の例をもとに考えてゆきましょう。

三つのポイント

  1. 人々はなぜ国家をつくるのか
  2. 多民族国家国民国家
  3. 共和国の問題点―理想の国家か?

1.人々はなぜ国家をつくるのか

農業が発展→社会が豊かに→都市形成→国家形成
国民の安全の保持保障のため。

紀元前3500年ごろメソポタミアに川に面して都市国家
紀元前2000年アッカド
紀元前1700年バビロニアハンムラビ法典、282の条文。

国家の構成要素
  • 国土
  • 国民
  • 権力者
  • 法律
  • 軍隊・警察
  • 官僚
様々な国家
国家 政体
帝国…皇帝、広大な領域、多くの民族を擁する
王国…比較的小さな規模、一つの民族、国王
公国・首長国…小さな王国
共和国…君主のいない国
帝政
王政
立憲君主制
多民族国家
国民国家
共和制…主に帝政以前のローマを指す
民主制…主に古代ギリシア・アテネ等の直接民主主義を指す

2.多民族国家国民国家

チンギスハン…13C初め、モンゴル統一、中国北部からロシア欧州東部、中東にかけて。
フビライハン…13C後半、元を開き中国中南部を制して統一。
色目人…元の海上交易や税の取り立てで重要な地位を占める。
パックス・モンゴリカ…ユーラシア東西交易の安全を保障した意味で。

オスマン帝国

1299年〜1922年まで他民族の民族活用。
トルコ・アラブの支配層が経済的実権を持たなかったのが弱さになり、民族独立を助長させ滅びる。

  • 軍人…トルコ人
  • 宗教者…アラブ人
  • 金融・貿易…ギリシア・アルメニア・ユダヤ人
  • 行政官…バルカン、コーカサス出身者

国民国家は言葉や文化の一体感がありまとまりやすいが、そもそも一つの民族で成る国家は多くない。

3.共和国の問題点―理想の国家か?

米国にも二点の問題。奴隷政策とそれが招いた人種問題、19世紀の外への拡大政策。

感想

  • 川が運んでくる栄養分はあなどれず、初期共同体形成の道を分ける
  • 今日の先生はホンワカでグッド
  • 時代によって国家の種類は?
  • 細かくまとめすぎた

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